昭和50年、大野市議会議員に初当選以来、足かけ35年間、政治の世界で活動をさせていただき、今、改めて自らに問いかける。
政治とは、
私は福井県の南東部にあった大野郡の西谷村で生を受けました。わずかばかりの林産業等で生計を立てる貧しい村で、まさに寒村の悲哀を感じさせられることもありましたが、それでも皆が家族のように助け合う本当に温かいふるさとでした。
しかし、そんなふるさとも、昭和40年9月15日、未曾有の豪雨災害により、一夜にして、全村が壊滅しました。当時、大学を卒業し、社会人一年生として東京で暮らしていた私は、テレビでふるさとの変わり果てた光景を見せつけられ、とるものもとりあえず、ふるさとへと戻って来ました。流出した家屋や屋根まで土石で埋まった家屋・・・。その光景はまさに惨たんたるもので、自然の驚異というものをまざまざと見せつけられました。
その後、村に真名川ダムが建設されることになり、全住民が集団離村し、県内外の各地に居を移すこととなりました。これまで、まさに家族同様に暮らしてきた皆とのこういった形での別れは、やるせないという一言では表現できるようなものではありませんでした。ただただ寒村の悲哀というものを痛感するのみだったのです。そして、光の当たらないところに光を届けたい、ふるさとを豊かにしたいという思いが私を政治の道へと突き動かしました。
「愛郷無限」・・・
ふるさとの発展なくして国の繁栄はあり得ない。
これはまさに私の政治家としての原点であり、目標であります。
豊かな日本、豊かな福井、豊かなふるさと。たとえ時代が変わろうとも、この終わりのない目標に向かって、私は、これまでも、そして、これからも歩み続けます。