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私は旧大野郡西谷村という寒村に生まれ、常にその悲哀を感じながら幼年期を過ごしました。
しかし、いざその村が集中豪雨により廃村となったとき、わびしさを与えていた「ふるさと」がかけがえのないものであることに気づかされました。
「郷土の発展なくして国の繁栄はあり得ない」「愛郷無限」という政治信条が刻み込まれたのもこの頃であります。
しかしその後も、多くの人々が快適さや職を求め福井を後にする姿を目の当たりにし、真に豊かな「ふるさと」を求めずにはいられませんでした。
そして現在、国内外を取り巻く環境の大きな変化が地域間に格差を生み出し、今後一層地域間競走が激化していくことが見込まれる中で、福井を今後もすばらしい「ふるさと」として子々孫々に伝えていきたいと強く願っています。
福井に住む人、福井という風土、そして福井にしかない私たち自身の潜在力を十分に活かして、人と人とがいきいきとふれあう、活力あふれる福井の実現のために一身を捧げることが、これまで育てていただいた郷土への恩返しであると考えております。 |