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政策

地域経済の再生で実感できる景気回復を実現
 まだまだ厳しい経済状況ですが、ようやく明るい兆しもも見えてきました。この「明るい兆し」を地域まで波及させ、本格的な景気回復につなげていく必要があります。

 政府では、「構造改革特区」の取り組みや、ソフト事業も含め地域の計画を一体的に支援する「まちづくり交付金」による地方の都市再生、さらには「2010年に外国人旅行者を1000万人」に倍増させることを目標とする観光立国への取り組みを支援していきます。

 このような支援策も積極的に活用して、地域の潜在力を引き出して、個性あふれる街づくり、活力ある町おこしを進め、「地域再生」を図っていくことが重要です。

 また、地域づくりを進めていくための基盤として、
○北陸新幹線は、富山・南越間の一括認可と速やかな着工を目指します。
○高速道路については、舞鶴若狭自動車道や中部縦貫自動車道の整備を積極的に進めます。
○原子力関係については、県民の安全・安心を最優先に取り組みます。敦賀3・4号機増設及びプルサーマル計画を着実に推進すると共に、「もんじゅ」については安全確保を大前提に適切に対処します。


「安心・公平・信頼」の社会保障制度の確立
 我が国の社会保障制度は、「皆保険・皆年金」制度を中心に、「介護」や「生活保護」などの制度とあいまって、国民生活の「安心」や「安定」を支える大切な役割を担ってきました。

 急速な少子高齢化が進む中、世界に誇るべきこうした社会保障制度を、将来にわたって持続可能で安定的なものとして維持していかなければなりません。そのため、負担と給付のあり方を含め制度全体を一体的・総合的に取り上げ、「自助・共助・公助」のバランスのとれた改革を進めていく必要があります。

 現在審議されている年金改革法案については、将来の負担の上限と給付水準を明らかにするとともに、基礎年金への国庫負担割合の1/2への引き上げの道筋を明らかにするなど、先送りできない抜本的な改革に取り組んだものであり、是非とも成立を図らなければなりません。

 なお、私は国民年金への加入が義務付けられた昭和61年以降、欠かさず保険料を払ってきましたが、うっかり未加入になってしまったケースなどもたくさん見られておりますことから、必要な手当てを行うための制度改正に加え、わかりやすい年金制度とすることも必須であると考えています。


世界に責任を果たす積極的な外交の展開
 国際情勢が一層複雑化する中で、国際社会の責任ある一員として我が国の果たすべき役割は一層大きくなってきています。イラク情勢や北朝鮮情勢などの主要な外交課題に対して、日本として積極的に取り組んでいきます。

<拉致問題をはじめとした北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的解決>
  5月22日行われた日朝首脳会談には、私も同席し、拉致問題では、蓮池さん及び地村さんのご家族計5名が帰国されました。曽我ひとみさんご家族については、総理から直接帰国を働きかけましたが、ご本人の意志は固く、帰国の同意は得られませんでしたが、今後、早急に第三国で再会できるよう調整することになりました。さらに、安否不明の10名の方々については、白紙の状態からの本格的な調査を直ちに再会することに合意し、また、総理から新たに拉致被害者と認定される方があれば真相究明が不可欠であると伝えました。

  さらに、日朝首脳会談では、核・ミサイル問題についても率直な意見交換を行いました。核問題では、六者会合の場を通じて平和的解決に向け一層努力することで一致し、ミサイル問題では、ミサイル発射のモラトリアム継続を再確認しました。

 今後の取り組みとして、とりわけ、拉致問題につき、安否不明の方々の真相究明、曽我さんご家族の再会を早急に実現するとともに、核・ミサイル問題の解決にむけて前進を図り、諸懸案の包括的解決を目指して参ります。

<イラク人道復興支援の推進>
  イラクはかつて実際に大量破壊兵器を使用しており、その廃棄を求めた国連安保理決議を無視し、査察にも十分協力しませんでした。米国等による武力行使は国連安保理決議に則ったものであり、日本はこの武力行使を支持しました。

 今、国際社会は、6月30日の主権移譲を控え、イラクの再建・民主政権づくりに取り組んでいます。日本としても、米国との信頼に足る同盟国として、人道復興支援をを求める国連安保理決議の要請に応えるため、そして、石油資源の9割近くを中東地域に依存している日本自身の国益のために、自衛隊派遣等の人的貢献と経済協力(無償支援15億ドル、円借款35億ドル)を「車の両輪」としてイラク人道復興支援を推進していきます。


女性の意欲・能力を十分に発揮できる社会の構築
 世の中の半分は「女性」です。女性の皆さんが持てる能力を十分に発揮し、様々な場面、様々な分野でいきいきと活躍されれば、活力や多様性に満ちた社会になります。

 家庭にいても、職場にいても、子供と一緒にいても、親と一緒にいても、女性の皆さんに元気でいきいきと暮らしていただける男女共同参画社会を作っていかなければなりません。

 少子化も進んでいる中、女性の社会進出のためには、「仕事と子育ての両立」が重要です。アンケート調査でも「子育てしながら働きやすい職場環境の整備」という要望が多く出されています。

 政府では、延長保育、休日保育の箇所数を増やし、電話やインターネットでの相談体制の整備などを行う「新エンゼルプラン」や、平成13〜16年度にかけて15万人の受入れ児童数を増やす「待機児童ゼロ作戦」を実施しています。

 さらに、今年度は、児童手当の支給対象年齢の小学校3年生修了時までの引き上げや、育児休業期間の1歳半までの延長などの子育てサポートにも取り組んでいます。


世界一安全な国、日本の復活
 我が国は、かつては「世界一安全な国、日本」と言われていましたが、平成の時代に入って犯罪が増加する一方、検挙率は戦後最低の水準まで低下し、治安の悪化は深刻な状況にあります。

 安全で安心して暮らせる社会の実現は、国民すべての願いであり、「世界一安全な国、日本」を復活させることが急務です。

 政府は、昨年9月に「犯罪対策閣僚会議」を立ち上げ、12月には「犯罪に強い社会の実現のための行動計画」を策定しました。今年度は、「空き交番」の解消を目指して3000人を超える警察官を増員することとしていますし、出入国管理を徹底して、犯罪の温床となる25万人に上る不法滞在外国人を今後5年間で半減させるなど、総合的な治安対策を実施しています。

 さらに、空港・港湾などの水際対策、鉄道や主要施設の警備、危機管理体制などを強化し、テロ防止にも全力を挙げています。

 また、治安の回復のためには、国民一人一人が地域において安全な生活の確保のための自発的な取組みを推進することや、地域の連帯や家族の絆による犯罪の抑止力を社会に取り戻して犯罪の生じにくい社会環境を整えていくことも重要であり、国民皆様のご協力をよろしくお願いします。


農林水産政策の推進で安全な食料の安定供給を確保
 農林水産業は、地域の基幹的な産業として、国民の生活を支える食糧等を供給するとともに、国土や環境の保全など多面的な機能を果たすものであり、その振興を図ることは、国の基本的な責務だと考えています。

 一方で、平成13年9月の国内初のBSE発生や、残留農薬の問題、最近ではコイヘルペスや鳥インフルエンザの問題などから、消費者の食の安全・安心に対する関心はかつてなく高まっています。

 そもそも「食」は人の命をはぐくみ、国民の心身の健康を支えていく上での基本であると同時に、食生活を通じた食文化の形成などにも資するものであり、これまで以上にその役割について真剣に、かつ真摯に思いをめぐらせる必要があるのではないでしょうか。与党では今国会に「食育基本法」を提案しており、「食育」を知・徳・体育の基礎と位置づけ、子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けることができるよう配慮していきたいと考えています。

 食の安全を確保するためには、消費者一人一人が食の安全を確保する仕組みに理解と関心を持ってもらうようにしていくことが重要ですが、さらに「農場から食卓まで」の過程を明らかにすることや、食品の製造管理への厳しい衛生基準の導入を促進すること、また消費者相談を積極的に行うことなどが不可欠であると考えています。

 また、経済発展の進むアジアを中心に、安全で高品質な日本の農産品への需要が高まっています。農産物の輸出といった、いわば逆転の発想で攻めの改革を進めていくため、やる気と能力のある経営を後押ししてまいります。


環境保護と経済活動が両立する循環型社会を創造
 私たちは、地球環境を保全し、自然と共生しなければ、この地球上で生きていくことはできません。豊かな環境と資源を次の世代に引き継ぐためにも、大量生産、大量消費、大量廃棄という古い経済社会のあり方、ライフスタイルを見直し、天然資源の消費を抑制したり、有効に再利用、リサイクルすることで、環境への負担を可能な限り減らしていく「循環型社会」を構築する必要があります。

 現在、地球は温暖化していますが、それにより我々の健康や生活にも大きな影響を与えることが懸念されています。その対策としていわゆる「京都議定書」が作られ、二酸化炭素等の温室効果ガスの削減について目標が定められていますが、その達成のためには、国、地方公共団体、事業者、そして、国民が総力を挙げて取り組まなければなりません。

 その中で、温暖化対策や循環型社会構築への取組みが、経済活性化や雇用創出などにもつながるよう、技術革新や経済界の創意工夫を活かし、環境と経済の両立を図る必要があります。例えば、木の命、水の命を育む森林を守る活動は、水土保全や二酸化炭素削減、さらには都市農村交流につながる大切な取組みで、雇用の場でもあり、国としても、「緑の雇用」として、担い手の育成事業を実施しており、環境ビジネスの育成振興や産業活動のグリーン化など環境保護と経済活動が両立した活力ある社会作りを進めてまいります。

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